青春18きっぷで富山⇔四国の旅
目的地だけを決めて、一日目以外の宿もとらずに始発に飛び乗った
いざピンク印の場所へ
1日目は高松駅まで
乗り換え6回、乗車時間は約12時間
ドキドキする気持ちで有頂天
乗り換えに時間があったので相生駅(あいおいえき)で途中下車
早くもメランコリックに傾いた冬の太陽に照らされたお菓子を食べる
瀬戸大橋を渡り、見えたのはどこか遠い港町
無事に高松駅に着き、この日は香川の友人と宴
凱人(がいじん)というお酒を飲んだ
オリーブはまちというお魚を食べた
とても美味しかった、とても楽しかった
楽しい時間は夜にゆっくり溶けていって、気付けば深夜
この日は一泊朝食付き3500円のホテルに泊まった
2日目
朝ご飯を食べて
宿に張ってあった地図を見ると『鬼ヶ島』という島があった
よし行ってみよう
鬼の洞窟以外、とくになにもなかった
きっと真夏はバーベキューや海水浴のお客さんで盛り上がる島
風もつよくなってきたしお腹もすいたので高松へ戻ることに
肉うどんおいしかった
乗り換えなしの5時間乗車
気付けば鈍行慣れの放浪者
無事に到着
とても御寿司が食べたくなったので
寿司花というところに入って食べることにした
合計おっさん3人に話しかけられお酒はすすむ
隣の人も18きっぷで来てて話が盛り上がり、お酒をおごってもらったりした
常連の人に聞くと、その人はお金持ちだそう
夜も更け、この日も駅前にあるホテルに泊まった
1泊朝食付きで4700円だった
3日目
前日にお寿司屋さんにいた人から聞いた道後温泉に行ってみようと思い、朝ごはんを食べてから出発
この日も快晴
商店街をぶらぶらしてお菓子を食べて、いざ目的地の下灘駅(しもなだえき)へ
感無量
海が一番近い駅らしい
『男はつらいよ』という映画があって(48作くらいある)
私はその映画がとても大好きなんですけれども
その映画の19作目で少しだけこの駅が写るシーンがあって
それにずっと憧れてました
というか、この映画の世界観が好きなんです
何枚も写真撮ったし、撮ってもらった
2時間の間、海を見たり他の人と話をしたりしてた
幸せをかみしめてた
缶ビール持ってきててよかった
再び松山駅へ
この日も前日と同じホテルに泊まることに
朝食なしで4300円だったはず
年越しそばを無料で頂いたあと
再び道後温泉へ
松山の地酒を1合頂いておやすみ
4日目
始発に乗って、いよいよ帰路に着いた私
もちろん帰りも鈍行列車
大阪の友人に連絡を取ってみると、一緒に夜を共にしてくれる(意味深)ということに
約6年ぶりの再会
楽しみすぎて爆発しそうなこの気持ち
大阪駅前の宿も無事にとれる強運の持ち主
尼崎駅で待ち合わせて、なんば駅へ
両手はポケットにえりを立てて歩いてゆく
俺は時々うれしすぎて、道路標識を蹴っ飛ばすほどさ
夜の街へ
食べ物というよりも、話でお酒がすすむ
メイド喫茶にも連れて行ってもらったけど、そっちのけで話してた
売られてる女の子には興味ないんだ
この日は久しぶりに酔いつぶれそうなくらい酔っ払った
ほんとに楽しかった
5日目
朝起きると二日酔いなし ありがとう私の肝臓
たくさん朝御飯食べて滑川駅へ出発進行
さらばイエスタデイ、されどマイウェイ
東へ、北へ向かうほど空の彩度が失われていった
7時間ほどの乗車を終え、無事に滑川駅に着き帰宅
楽しい日々だった ありがとう
それでもそれでも、まだまだ満足しない
旅はつづくよどこまでも
おわり