個人的に大好きな芋焼酎7撰
みなさん,お酒は好きですか?
僕は,大好きです.
今回は,個人的に大好きな芋焼酎を7つ紹介しようと思います.
さっそく1つめ
赤江 無濾過原酒(宮崎県 / 落合酒造場さん)
赤ワインにも通ずる桑の実や黒ぶどうの香り.
含んだ瞬間に,紫芋の味をとろりと感じ,香りが鼻腔を吹き抜けてからの美しい余韻.
フルーティー系の芋焼酎と言えばまず,こちらの芋焼酎を思い浮かべます.
もちろん,原酒ではないほうの赤江も好きです.
ふたつめ
玉露 白麹(鹿児島県 / 中村酒造場さん)
正統派な芋焼酎と言われると,こちらを思い浮かべます.
正統派な芋焼酎の味わい.
正統派な黄金洗顔の味わい.
正統派な白麹の味わい.
お湯割りで,華ではない花が開く.
しっとりしていて奥行があってキレも素晴らしい.
飲み方を選ばないところも個人的に好きです.
みっつめ
八重桜 手づくり(宮崎県 / 古澤醸造合名会社さん)
とにかく口当たりがやさしい.
味わいも丸みを帯びていてやさしい.
余韻もきれいでキレが良い.
よっつめ
千鶴(鹿児島県 / 神酒造さん)
冷やすとチョコレートとバニラのミックスソフトクリーム感がすごい.
味はしっかりしているけれど甘さはドライ目でキレが良い.
いつつめ
百姓百作(鹿児島県 / 霧島町蒸留所さん)
オレンジやキンモクセイを思わせる香り.
さつまいもの風味もしっかりします.
とろりとした透明感があって,風味に奥行があり,後味まで美しい.
むっつめ
宇宙の果てから飛んできたのではないかと疑う,想像もつかないような味わい.
はじめて飲んだとき,芋焼酎と言わなければなんの酒類かわからなかったはずです.
薬草,柑橘類,さつまいものふくよかさを感じられる.
さつまいもも,麦麹も,青ヶ島産とのことです.
ななつめ
八幡 25度(鹿児島県 / 高良酒造さん)
こちらは,僕が個人的にいちばん好きな芋焼酎と言っても過言ではありません.
栗やホワイトチョコレートの風味.
味の濃さと,後味のキレのギャップがすばらしい.
ろかせずも大好きなのですが,僕はこちらのほうが大好きです.
生(き),お湯割り,直火燗,ロック,水割りで末永く飲める芋焼酎です.
以上,個人的に大好きな芋焼酎7撰でした.
青酎以外の共通点と言えば,『味はしっかりしているけれどキレが良い』ところかもしれません.
もしも見かけたときは,是非お飲みになってみてください.
おわり
焼酎
みなさん,お酒は好きですか?僕は,大好きです.
今回は焼酎(泡盛を含む)の魅力について書きたいと思います.
焼酎の魅力は,
・美味しいところ
・いろいろな香りがするところ
・気軽に水やお湯で割って飲めるところ
・知恵が詰まっているところ
・糖質・プリン体がゼロなところ
他にもたくさんあります.
焼酎というと悪い印象を持たれている方が多いのではないでしょうか?
かくいう僕も,焼酎に良い印象を持つことはありませんでした.
焼酎なんて,どれもクソだと.
惰性で飲むおじさん達が飲むつまらない酒だと.
他にも『度数が高いからキツい』『蒸発させて液体に戻した酒なんて,どれも同じ味』
などの先入観があり,なかなかこだわって飲むことができませんでした.
僕は日本酒がお酒の入り口だったので,"味のあるお酒"が好きでした.
焼酎とは縁のないお酒だと思っていたのです.
ところが,熊本県の米焼酎"黄吟大和一"を飲んでからガラリと変わりました.
なんと,その焼酎からは完熟したバナナの香りがしたのです.
飲んでからはまるで別人.
以前の自分と違い,焼酎という酒にもハマってしまいました.
『焼酎からこんな香りがするんだ.しかも,まろやかで風味がしっかりしている』
これが,当時の素直な感想です.
そこから焼酎の世界にどっぷり漬かり、いろいろな焼酎を飲むようになりました.
はじめに,世間では一般的に焼酎は,麦・米・芋が有名ですが、実は他にもたくさん種類があります.
黒糖,そば,酒粕,わかめ,牛乳,ピーマン,かぼちゃ,れんこん等々.
これだけ原料にいろいろなものを使えるお酒は焼酎しかありません.
いろいろな原料を使えるということは,香りや味もいろいろなものがあるということです.
バナナ,メロン,ライチ,オレンジ,りんご,お米,食パン,栗,サツマイモ,チョコレート,くるみ,紅茶,ほうじ茶,ごま,ミルク,鉱物,油,火薬,などなど,焼酎の銘柄によっていろいろな香りがするものがあります.
次に,焼酎は水との相性が非常に良いです.
外国のスコッチウイスキーやバーボンウイスキー,ラム酒やテキーラは水で割ると均衡が崩れるものが多いのですが,焼酎は大抵,水で割っても均衡が崩れることはありません.
ということは,自分の身体に合った度数でお酒を割り,楽しむことができるというわけです.
また,焼酎には知恵が詰まっているということです.
ワインをはじめとする醸造酒は『食べ物が自然に発酵し,酒になったものを誰かが発見した』という説があります.
しかし,蒸留酒は一回以上は蒸留しないといけないので,自然に生まれることはありません.
焼酎で有名な黒麹・白麹を使って酒を造ると,酸っぱい味の素となる物質(クエン酸)が大量発生します.
このクエン酸をたくさん出すことによって,他の菌から醪が腐るのを防ぎ,気温の高い沖縄や九州地方でも造ることができるわけです.
そして,クエン酸は310℃以上温度を上げなければ蒸発することはありません.
クエン酸がなかなか蒸発しないことを利用して,酒の元となる醪(もろみ)を一旦沸騰させて液体に戻し,さらに熟成させる.
これは知恵であり,人類のただならぬ酒への執着心を感じることができます.
さらに,焼酎は糖質・プリン体がゼロということです.
樽熟成した焼酎は,樽の成分が溶け出しているので,わずかながら含まれているかもしれませんが一旦蒸発させているので,基本的には醪を沸騰させて蒸発することのできない糖類やプリン体が含まれていません.
健康に気をつかっている方でも楽しむことができる酒だと思います.(飲みすぎると一緒ですが)
以上,僕の思う"焼酎の魅力"でした.
気になった人はいろいろと飲んでみて下さい.
質問があれば,以下のアカウントで受け付けます.
僕が答えられる範囲で答えます.
読んで頂きありがとうございました.
ちゃんすーより♡
今年の私的ベスト日本酒10選
みなさん、お酒は好きですか?
僕は、大好きです。
少し早いかもしれませんが今年249種類の日本酒を飲んだなかから
『今年の私的ベスト日本酒10選』を紹介していこうと思います。
その1
会津宮泉 (福島)
鑑評会出品酒
様々な瑞々しい果実を思わせる、豊かな吟醸香。
味わいは非常に澄んでいて、酸と和三盆のような甘さが織りなす美しい
香りが、想像する味わいを裏切らない。
後味は水に溶けてゆくかのように、スッと消えてく。
宮泉銘醸さんの本気。
その2
みむろ杉 露葉風(奈良)
めちゃくちゃ綺麗なマスカット水。非常に繊細だけれど煮物との相性が抜群でした。
もちろん、お刺身との相性も良かったです。
その3
誠鏡 純米古酒(広島)
カカオのにおい。
ふくむとしっとりした味がじんわりと広がって
後味はしつこいかと思いきやサラっとしてる。
空いたグラスからは昆布出汁のにおいがした。
その4
冩樂 純米吟醸(福島)
梨のにおい。少し寝かせると杏のにおい。
味の強さと、後味が水よりも綺麗にスッと消えてくギャップがたまりません。。
その5
磯自慢 生酒原酒(静岡)
バナナとミネラルと少しキンミヤ焼酎のにおい。
すごいまろやかで、すごいとろみがあって、すごい飲みごたえがあって、すごい美味しい。
生酒だけどペタペタする酸味も一切無し。
いつもの磯自慢が、ギュッと凝縮されてる印象。
その6
貴醸酒。
日本酒の熟成に成功したスパイシーな香りとサルビアやツツジ、ホトケノザの蜜の風味。日本酒でこれ程までに蜜の風味を感じたのは初めて。そしてビックリするくらい口の中に残らない。色づく鬼灯よりも音を立てずに、静かにフェードアウトしてゆく。
その7
新政 天蛙(秋田)
うますぎ。。ヨーグルトとマスカットのにおい。
シャンパーニュを思わせる、上質でキメ細やかな発泡感。
このお酒はフルートグラスで飲まないと意味がないと思います。
その8
楽器正宗(福島)
桃と白ぶどうのにおい。
口当たりが、溝のないネジみたいにツルツルしてる。と、
その9
尾瀬の雪どけ うすにごり 新酒(群馬)
つきたてのお餅とメロンと熟した白ぶどうのにおい。
ぺろっと舐めればワンダーランド。
ジューシーさ・酸・オリが一体となって、一瞬で無限を魅せてくれる。
やっぱり尾瀬雪は最高だ。
その10
佐久の花 本辛(長野)
苺ジャムのにおい。
本辛と書いてあるわりにはそれほど辛さは感じませんでした。
酸・甘・旨のバランスがとれていて、食事を邪魔をしない美味しいお酒でした。
以上です!みなさんも飲みすぎには気を付けましょう。
良いお年をお迎えください。
おわり
無数の扉とひとつの部屋
みなさん、お酒は好きですか?
僕は、大好きです。
今日は僕がお酒好きになったきっかけの日本酒
"尾瀬の雪どけ おりがらみ 純米大吟醸 生酒"を紹介したいと思います。
見た目は、にごり酒よりも透明感がある白色。
上立ち香は、バナナのような厚みのある果実の香り。
含むと、舌先に感じる微発泡からはじまり、瑞々しく綺麗で複雑な旨味が口いっぱいに広がります。
甘さは十四代よりも強いですが、後味のキレが美しく、日本酒特有の苦味は皆無で、つい盃が進みます。
今は淡々と文章で香りや味わいを表現していますが、はじめて含んだ瞬間にはものすごい感動がありました。『お酒ってこんなに美味しい飲み物だったんだ』って。
時計が止まったように感じて、世界に色がついていく感覚に陥りました。
このお酒に出逢ったとき、僕はその瞬間に世界じゅうのあらゆるお酒を好きになったのかもしれません。
日本酒だけではなく、焼酎、泡盛、ビール、ワイン、ウイスキー、ラム酒、ジン、などなど。
個人的な考えですが、お酒にはたくさんの扉があります。ほんとにたくさんの扉があります。
だけど、中はひとつの部屋です。
日本酒に限らず、あらゆるジャンルのお酒もひとつの部屋にあります。
たとえば日本酒で言うと"獺祭"っていう扉から入っても、"十四代"っていう扉から入っても、"新政"っていう扉から入っても、"鍋島"っていう扉から入っても、"飛露喜"っていう扉から入っても。
それから僕みたいに"尾瀬の雪どけ"っていう扉からはいっても中はおんなじで、そこの部屋には全部があります。
出羽桜も、田酒も、大七も、赤武も、伯楽星も。みんなあります。
その扉に、全てのお酒と出逢うチャンスがあります。
もしもあるひとつの銘柄しか好きじゃないっていう人がいたら、
ただその扉を眺めているだけなのかもしれません。
その、今眺めている扉を開いてちょいっと中に入ってみると
例えば日本酒だと
磯自慢や
天明や
宝剣や
睡龍や
神亀や
繁枡に
剣菱に
松の司
竹鶴も
やっぱりそこに全部あるんですよ。
僕は尾瀬の雪どけのおかげで、そのひとつの部屋に入ることができました。
生きている限り、この部屋から出ることはないでしょう。
このお酒のひと口で、僕の人生は変わりました。
それくらいこのお酒に思い入れがあったので短いですがこうして記事にしてみました。
ここまで読んで下さって、ありがとうございました。
おわり
米焼酎(球磨焼酎)を求めて熊本県へ。
1930年代のほこりまみれのアメリカ大陸をギター片手に放浪し
風と共に去っていった吟遊詩人ウディ・ガスリーは言ったものだ
「俺がやめることになれば、今度は君達が仕事をやめて
旅に出るべきだ。やるべき旅は山ほどあるのだから。」
約2年5か月ぶりの訪問でした。
球磨焼酎とは・・・
熊本県人吉(ひとよし)球磨地域で造られる、米を原料とした焼酎。
と、定められています。
12:40東京発の新幹線に乗り
15:10新大阪で乗り換え、18:37熊本着です。
東京駅⇔熊本駅は新幹線で時間にして、約6時間。
料金は片道27,000円ほどでした。
~1日目~
前日は平成→令和の年号越し(?)にも関わらず控えめの飲酒だったので
新幹線内でビールを飲むことに。
うますぎる!!!!
新幹線のなかのビールは格別ですね。
プレモルの泡と後味のクリアさが好きなんですよね。
ビールの話も盛り上がってしまうので、脱線しないうちにこれでやめておきます(笑)
熊本駅に無事着ということで
JRから離れた熊本市の繁華街に突入。
今回行きたかった焼酎barはまだ営業していないということだったので
居酒屋にて時間つぶし。さっそく鯛の白子を注文。
お酒は球磨焼酎の『花』
優しい吟醸香と華やか、口当たりが良くスッキリしている球磨焼酎でした。
鯛の白子は初めて食べましたが、鱈の白子と比べてだいぶアッサリしていました。
このお店を出て、ふらふら歩いていると何かよさげな雰囲気のお店をハッケン。
2軒目は、『善zen』さんにお邪魔しました。
熊本県に3日間滞在しましたが、3日間とも通ることになった好きになったお店です。
まずは常圧蒸留の『園乃泉(そののいずみ)』
あ~いっすねえ~!この芳ばしさ。常圧ならではの香り。
お通し(チャージ)も2品で500円とかなりリーズナブルで、、旨い!
続いてはこれ、『誉乃露(ほまれの露)』こちらも常圧。
一杯目に頂いた園乃泉よりも少しドッシリしていました。
だけどこれがうめえんだなあ~~~~(笑)
マスターが何かつまむ?と聞いてくれたので
とりあえず肉豆腐を少し。
少し濃いめの味付けだけれど、あまり食べない私にとってはちょうどいい量でした。
さて、次のお酒はマスター推しの『九代目(きゅうだいめ)』
こちらも常圧。
ほんの少し華やかな香りがするけれど余韻は長め。うまあい・・・
夜も更けて、なぜかマスターと3軒目へ(笑)
3件目は『69spirits』さん
まずは、『ゆ乃露(ゆのつゆ)』
お通しはタチウオの天日干し。
これもうまいっ!!!まさに、旨味の塊です(笑) お通しも旨い!
上立ち香の芳ばしさ、鼻から抜けたときの重厚な香り。。最高ですわ。
さてさて
次のオススメはと聞くと、何やらすごいものが続々と(笑)
右から
減圧の初垂れ 『倉田のはなたれ』(冷凍庫から)
常圧の初垂れ 『杜氏 きぬ子』(冷凍庫から)
樽熟成アルコール40度 『無言』(冷凍庫から)
原酒 『ごくらく』(バックbarから)
シェリー樽で熟成させた焼酎 『極上是』(バックbarから)
倉田のはなたれはアルデヒドの香りがあふれていました。
常圧の初垂れは、倉田のはなたれと比べて香りが穏やか。
樽熟成の焼酎は、ウイスキーのバニラ香が強めでした。
原酒のごくらくは、最高に美味しかった。。醤油煎餅と干し椎茸のような風味(マジ)
シェリー樽熟成は、ラム酒を飲んでいる感じ。メープルシロップや蜂蜜の風味。
ここまで飲むと、だいぶ酔いがまわってきました(笑)
だけれども、気になるものが多すぎて注文することに。
常圧の『文蔵(ぶんぞう)原酒40度』を一旦、6焼酎:4水の水割りにしてから燗にしていただくことに。
これが、もう、ほんとに美味しくて泣きそうになりました(笑)
この、まろやかさと言いふくよかさと言い。日本酒の熱燗とはまた別の旨さ。
原料は一緒とは言え、醸造酒と蒸留酒。まったく違うんですよね。
というわけで1日目は終了。ふらふら歩きながら宿へ帰還(笑)
~2日目~
宿は連泊ということで、
チェックアウトの時間はなくダラダラとひたすら過ごしていました。
何もしなかったらしないで良いのですがせっかくなので観光がてら熊本城まで出かけることにしました。
歩いていると、ドイツビールのお祭りが開催されている!!
誘惑されましたが、夜のために我慢(笑)
熊本城の入口はまだ閉鎖中でした。
熊本の大地震の爪痕はすさまじかったです。
宿に戻って仮眠してから夜の街へ。
この日、1軒目にお邪魔したのは『ばんび亭』さん。
お通しと馬刺し盛り合わせでスタート!
お酒は減圧の『川辺(かわべ)』
うんまい!!!!これはヤバイ(笑)
知らないうちにお酒が蒸発していたので、2杯目を。
常圧の『峰の露』
一旦熱燗にしてから、ロックにする"燗ロック"
なめらかさとまろやかさ、そしてこの焼きバターのような芳ばしさとオイリーさ・・。
脂身の多い馬刺しとめちゃくちゃ合いました。
お店の人と話しているうちに2杯も蒸発。
3杯目は口直しに減圧の『とっとっと』
口当たりがいいにも関わらず、少し余韻が長くスッキリしている米焼酎でした。
これも美味しい!とっとと蒸発(笑)
ここで馬刺しレバーを召喚。
うめえええええ!!
これは焼酎が進みますわ。
熊本県でしか食べられないらしいです。
3杯目もカラになりました。
まだ馬刺しレバーが余っているので、
あと1杯だけ飲むことにしました。(このお店では)
4杯目は全麹仕込みの減圧『待宵(まつよい)』
ん~これもいいですな~。うまい!
飲みごたえとスッキリさが共存する米焼酎でした。
全麹仕込みならではですかね?わかりません(笑)
美味けりゃヨシ!👈😼
さて、2軒目へ移動(笑)
昨日お邪魔した、『善zen』さんへ
まず1杯目は常圧の『萬禄(ばんりょく)』
うまい!芳ばしさと余韻が程よい。
なくなったので2杯目。
常圧の『武者返し』いいっすねえ~・・・
焼餅のような芳ばしさがあり、ドッシリ目の米焼酎です。
おなかが空いてきたので馬コロッケを注文。
カリっとホクホク!うまうま!
さて、そろそろ3軒目へ。
昨日3軒目にお邪魔した『69spirits』さんへ。
まず1杯目は常圧の『六調子(ろくちょうし)』
芳ばしくて、トロ~っとして美味しかった。
旨味成分が強かったなあ。
2杯目も常圧の『宮の誉』
こちらは芳ばしく、ザラザラした舌ざわりが特徴の米焼酎でした。
酔ってきたので2日目、これにてお開き(笑)
~3日目~
この日は焼酎にも少し飽きてしまったので
1軒目はビアバーの『ブレブレ』さん
熊本県のクラフトビール、海外のクラフトビールも取り扱っていらっしゃるビアバーです。
まず1杯目は、ピルスナー
うま!!何の抵抗もなくスイスイとはいっていく・・
醸造酒に飢えていたせいかめちゃくちゃビールがうまい(笑)
ソラマメとホタテをレモンソースでいろいろやったやつとすごく合いました。
2杯目はヴァイツェン
バナナとグローブのようなアロマ、味もそこまで強くなくスイスイ飲めました。
美味しかったです!
3杯目はダークラガー
コーヒーのような芳ばしさと余韻。
スタウトの割にはスッキリしていて美味しかったです。
ここで自家製のビーフジャーキー降臨!
これがものすごく衝撃的でした。うまかったなあ。
化学薬品とか添加物の味が一切ない。
肉の旨味旨味旨味!
お店の人、お客さんたちと話しながらお酒が進む(笑)
4杯目はペールエール。
柑橘系のアロマ。爽やかで苦味の輪郭が割としっかりしていて美味しいビールでした。
カリフラワーのピクルスも然り。。
5杯目をすすめて来てくださったので頂くことに。
ブルブルさんと、ヘリンボーンさんというビアバーが協力した造ったビールらしい。
天草産の塩を使っているらしいです。
柑橘、マンゴーのアロマがあり、塩気と酸味のキレがあって進む(笑)
これも結局飲んじゃいましたね。
6杯目はオマケで、いちごをのフルーツランビックスタイルのアメリカビール。
『ランビック』はベルギー国で造らないと名乗れないので、あくまでも"ベルギー風"だそう。
いや~醸造酒はやはり結構酔います(笑)
しかし、これで満足することもなく2軒目へ。
ごちそうさまでした!
3日連続で通うことになってしまった『善zen』さんへ。
お酒と食べ物全部美味しかったです!
タラの芽と霜降り茸の天ぷら
サザエの壺焼き
これにて熊本県の旅、終了(笑)
楽しかったです。
いろんな方にお世話になりました!
次はスコッチウイスキーかビールかワインを求めて
外国に出向きたいなと思っています。
それではまた!
質問があれば受け付けていますのでお気軽にどうぞ。
ここで出てきたお酒のワードの意味
減圧蒸留
減圧蒸留とはその名のとおり、気圧を下げて蒸留を行うこと。
蒸留器の中の気圧を下げることによって、水やアルコールの沸点が下がります。(標高が高い山などで水が低温で沸騰するのと同じ原理)
これによって低い温度でも蒸留が可能になるのです。
メリットとしては、低い温度で済むため早く蒸留できることです。
原料由来成分や雑味の元となる成分の抽出も抑えられるので、傾向としてはクセのないスッキリしたお酒が出来上がります。
常圧蒸留
減圧蒸留のように気圧を下げない、そのままの気圧で行う蒸留方法です。
伝統的な蒸留方法で、多くの芋焼酎などではこの常圧蒸留を採用しています。
減圧蒸留と比べて高い温度で蒸留を行うので効率は劣るのですが、原料由来の成分を多く抽出できます。
傾向としては、複雑でしっかりした味わいのお酒が出来上がります。
初垂れ
蒸留の際に、初期段階で蒸留器の垂れ口からとれる焼酎です。
アルコール度数が非常に高く、60度以上あります。
チェコを発祥とするビールのスタイルの一種です。
淡色の下面発酵のビールであり、ホップの苦味を特長とします。
例:一番搾り、アサヒスーパードライ
ドイツの伝統的な、小麦麦芽を50%以上使ったビールです。
バナナのような香り(エステル香)と、苦みをほぼ感じない柔らかな味わいが特徴です。
ヴァイスビアと呼ばれる事もあるが、ヴァイスは「白」という意味です。
酵母をろ過していないものは『ヘーフェ・ヴァイツェン』。
例:フランツィスカーナー
ダークラガー
茶褐色、黒褐色、黒色をしたラガービールです。
ラガービールとは、下面発酵で低温で醸造と熟成をするビールです。
香りが穏やかで爽快な味が特徴です。
上面発酵によって醸造されたビールです。 ペールは淡いという意味です。
例:よなよなエール
ベルギーのブリュッセル、パヨッテンランド地域で野生酵母を用いて醸造される自然発酵ビールです。
野生酵母から生まれる酸味が大きな特徴です。
例:カンティヨン
今年の私的ベスト日本酒10選
今年も早12月。
個人的な偏見で今年飲んで美味しかったと思う日本酒を10種類紹介していきます。
せっかくなので冷酒、冷や〜人肌燗、ぬる燗、熱燗と紹介していきます。
冷酒
①
会津中将 純米 無濾過初しぼり 生原酒
熟したメロンのような、厚みのある穏やかな香り。
含むとなんともまろやかで、口の中と一体化するような違和感のない味が広がり
後味に苦味もなく、ただサッとキレてくれる。
米をあまり磨いていないはずなのに、喉越しが心地よい。素晴らしいお酒。
②
今まで僕が間違いなく日本酒で1番多く飲んでいる一本。近くの酒屋さんで買えるというのもあるんだけど…
青りんごのような香り。
含むとマスカット、しっかり味を感じるが辛口
。酸でキレる。
とにかく飲み飽きないお酒。
③
新政 天蛙
まさにマスカットのような風味。
含むと生酛の乳酸を思わせる酸味、ヨーグルトが口いっぱいに広がる。
炭酸と新政特有の酸味が、心地良く味を切ってくれる。
素晴らしい味わい。
④
とろりとした感触が絶妙。
熟したりんごを思わせるような香りが程よく、
旨みとのバランスがとれたお酒で肉料理にかなり合う。
後味はグンと辛口で日本刀のようにキレがいい。日本刀は触ったこと自体ないけど。
美味しいです。
⑤
名倉山 純米 月弓(げっきゅう)
ややバナナの香り。口当たりは絹のように滑らか。ふくよかな味わいが口に広がり、後味はせせらぎのように綺麗にキレてく。
これも美味しかったなぁ。良い酒だ。
冷や〜人肌燗
⑥
住吉 金 特別純米
木樽の心地良い香り、重厚で旨口で辛口な酒。
酸味もやや強め。
この酒にハマると、しばらく他の日本酒では物足りなくなってしまう。
ぬる燗
⑦
田酒 特別純米
ぬるめに燗を付けると、メロンのような果実感と日本酒特有の旨味がしっくり噛み合う。
冷酒でも美味しいのに、燗を付けるとさらにキレも増すのでいつまでも飲んでいられる。
ぬる燗〜熱燗
⑧
大七 生酛純米
とにかく旨い!!大好き!
熱燗
⑨
国権 俺の出番
冷酒だとスッキリ辛口の酒。
冷酒でも美味いけど、54℃くらいに燗をつけてもらうと一気に化けた。
ナッツ、玄米、熟したバナナのような風味が開く。味の輪郭はしっかりしているのに、どこまでも透明感があり優しく滑らかにキレる。
やばうま。
⑩
三笑楽 純米
冷酒で飲むと、味の強さに飲み飽きるけど
熱燗を付けると一気に化けてうまうまな液体と化す。
まさに山酒という感じの酒。
肉や山の幸とも合うけれど、魚介類の刺身との相性も抜群。最高である。
以上!!
日本酒が苦手だけど好きになりたい方々へ。冷酒〜冷や編
トップ画像 大分県 福は家さん
※この記事に書いている事は、僕の個人的な意見です。
日本酒が苦手だけど、好きになりたいと思われる方々にオススメしたい銘柄がいくつかあります。
日本酒が苦手な人が感じていることをパターン別に紹介して、そのパターンに合わせて銘柄を簡単に紹介していこうと思います。
値段がそれなりにするものもありますが、好きなお酒のジャンルがひとつ増えるならば、ある程度のお金を払う価値はあると考えます。
それでは紹介していきます。
①味が強すぎると感じる
日本酒は、醸造酒(発酵させてできたものを蒸留せずに飲むお酒)なので糖分やアミノ酸などの『味を感じる成分』を多く含んでいます。
日本酒は醸造酒のなかでもその傾向が強いです。
そのため、口に含むと『味が強すぎる』と感じたり、飲んだ後に口の中に味がベトベト残る感覚に陥ることがあり不快に思ったりすることがあります。
そう感じる方にオススメしたいのがこちらのお酒たち。
久保田 翠寿(すいじゅ) 新潟県
磯自慢 特選 静岡県
住吉 山形県
亀齢(きれい)辛口純米八拾 広島県
②消毒液を思わせる刺激を感じる 又は苦味・エグ味を感じる
日本酒はアルコール度数が15度程度あるので、(なかには低アルコール、20度前後あるものもある)含まれているアルコールを刺激と感じてしまう時があります。
また、先程述べたように日本酒は醸造酒なので様々な成分が含まれています。
そのなかに苦味成分が多く含まれていることがあり、不快な苦味を感じてしまうことがあります。
そう感じてしまうことが多い方にオススメしたいのがこちらのお酒たち。
嘉山 無濾過生原酒 新潟県
このお酒たちは、お酒なのでエチルアルコールが含まれているのは当たり前ですが、甘味・旨味を感じられる成分や、エステルがバランスよく含まれていて香味がうまく調和していると感じました。
苦味の成分も少なく、雑味が少ないお酒です。
①、②で紹介したお酒たちでも好きなれなかったとしたらこのお酒を試してみて下さい。
③飲みごたえを感じない
普段、紹興酒などを好んで飲まれている方にとっては日本酒は物足りなく感じてしまうかもしれません。
そう感じてしまうことが多い方にオススメしたいのがこちらのお酒たち。
鮎正宗 五年古酒 新潟県
花巴 山廃純米 奈良県
七本鎗 純米 滋賀県
木戸泉 十年の古酒 千葉県
小笹屋 竹鶴 純米生酛原酒 広島県
ワインでいわれる、フルボディの範疇にある日本酒たちです。
酸味、甘味、旨味、苦味、それぞれがしっかりしていて飲みごたえを感じないことはないと思います。
以上、日本酒が苦手だけど好きになりたい方々への記事でした。
良き日本酒ライフを!
最後の最後に。
このお酒は、僕が日本酒だけではなく全てのお酒が好きになったきっかけの日本酒です。
おわり